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榎本祥子さん

転職会議とかいうサイトに登録したんですよ。
正確に言うと登録したのはかなり前で新卒で入った会社にいたころ
 
知ってる方も多いと思いますがこのサイトは登録して自分が在籍した経験のある企業の口コミを登録することでほかの人が投稿した口コミが見れるというもの。
要は自分が転職しようと思っている会社の内情をある程度調べられるんですね。
実際、求人票も履歴書も嘘800だし面接なんてウソつき大会もいいとこですから
まあこのサイトも多くの人が匿名に近い状態で書き込むので信ぴょう性には疑問が残りますがそれでも、元社員の口から情報を得られるというのはなかなか画期的なシステムではないでしょうか。
 
この転職会議、実は求人の掲載も行っておりまして自分が入力した条件で求人を探すこともできますしメールで設定した条件にマッチする求人をお知らせしてくれます。さて、メールでお知らせしてくれるのは転職会議の榎本祥子さんです。
 
最近のDMってのは個人名で送られてくるもんなんですかね?。
そのほうが開封率が上がるんでしょうか。
まあどうでもいいんですけど誰だよ榎本さんよ。
僕に何通メール送りつけてくるつもりだよこの人。
 
毎日のように「こんにちは。転職会議の榎本です。」なんてメールを送りつけられたらもしかして榎本さんと僕は友達だったんじゃないかとかひょっとしてもっと深い仲だったのか・・・?なんてあらぬ妄想がはかどります。榎本っていう名前もなんかおしゃれ。ショートカットでスポーツが得意、たぶんラクロスとかそういうのをやってると思う。家が近い幼馴染でいつも弱気な僕を励ましてくれる快活な女の子。でもこれだけで終わらないのが榎本さん。そう、下の名前の祥子。
なんていうか、榎本っていう名前に反して大和撫子な印象を与えてくれます。
ビーチパラソルの下でグラスに注がれたオレンジソーダみたいな笑顔の下には
僕への秘めた想いが見え隠れ。放課後、いつも二人で来ていた街が一望できる丘の上で夕陽をバックに榎本さんは僕に語りかけるのです。「あなたが---、好きです…」。そこにいつもの笑顔はなく決意に燃えた真剣な、だけど少しだけ不安に揺れる瞳がありました。唐突な告白に狼狽えながらも僕はその瞳から視線を逸らすことはできません。数瞬の間をおいてその想いに応えます。
「僕も…」。
 
なんていうキモい妄想が進むくらいにはいい名前してると思います
 
ボーっとこんなことを考えるくらいにはこのメールしょっちゅう来ます。
来ない日がない。まあ求人の宣伝なんだから当たり前なんですけど、人名で送られてくるとやっぱり見ちゃうんですよね。僕の登録した情報が間違っていたのかまったく興味のない求人ばかり送られてくるのでメールの中身はさっぱり読んでないんですけどね。これからもがんばれ、榎本さん。僕も君が生まれ育ったあの街でずっと待ってる。
 
 
 
ところでこのメール、平気で日曜の午前5時とかに来ます。
まずお前が転職しろよ榎本さんよ。

 

尻拭い

まあそのクビになりそうな会社の話なんですけどね。
かなり零細な会社でして社員も10人足らず。まあでも意外と人は悪くなくて
こういう零細企業にありがちな社長の独裁国家ってこともない。
でも、こういう事件ってのは起きた。
 
僕がこの会社に入社して確か1か月目だったと思う。
もともと歯科医院だったっていう建物を間借りしてる形なんですけ
トイレが個室洋式二か所だけ。一般家庭に設置されているタイプのあれが2か所あるだけなんですよ。
で、社員が主に使うのは玄関に近い一か所だけ。もう一つはなぜか社長しか使おうとしない。
あれは寒さ厳しい12月のこと。昼下がりの社内で尿意を覚えた僕はトイレに向かったんです。
デスクを立ち、いつもとなにも変わりない玄関廊下を抜けてトイレのドアを開け便器に座ろうとしました。
そうしたら信じられないものが目に飛び込んできたんです。
 
便器の水の中に堂々とその巨体を横たえるウンコ。
 
いや、流せや。
 
訳が分からん。
僕も社会人経験が薄いのでまだまだ勉強中の身なんですが
会社のトイレでウンコを流さないってのも立派な勤め人の条件なんですかね。
だとしたら小学校のトイレでウンコぶちまけて逃げてたやつっていっぱしの大人だったんだな。
 
そんな感じでしばらく呆気にとられてたんですけどふと自分の尿意を思い出してちゃんと流してから用を足しました。
尿意が消え去った後って結構冷静に物事を考えられる気がして次の瞬間には僕の脳内で被疑者探しが始まりました。まず事件当時、社内にいたのは僕を含めて4人。社長、副社長、外部顧問の男性(60代前後)、そして僕。
被疑者から除外できるのはまず社長。なぜなら誰も使おうとしないトイレしか使わないから。
そして副社長。彼は僕の斜向かいのデスクなのでトイレに行けば一発でわかる。
そう、もうお分かりですね?。犯人は外部顧問。間違いない。何より僕がトイレに行く10~20分ほど前に彼がトイレに行く姿を僕は見た。
冷静に考えるまでもなく犯人はコイツだった。
 
実は、この外部顧問ってのが僕の指導担当になってまして僕はかなりきつく当たられてました。
なんせ仕事がさっぱりできない。まあ未経験の異業種転職なんで当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが。
彼の怒鳴りつけるようなしゃべり方にすっかり萎縮してしまった上に自分の仕事出来なさ加減にすっかり自信を無くした僕はもう試用期間内での退職を申し出ようと考えていました。
だけど何を思ったのか僕はその退職の意思がある旨をその外部顧問に相談したんです。彼は毎日来るわけじゃないからメールでね。僕は突然こんなヘビーな話をこのブログ記事の2倍はあろうかっていう文量で彼に投げつけました。
そうしたら意外なことに彼は翌日には僕が送り付けたメールの1.5倍はあろうかっていう文量で返してくれました。
その中には
 
”人間には得手不得手があることは仕方ない、だけど努力次第でそれを乗り越えることはできる。
あなた(つまり僕)が諦めない限り私はあなたへの協力を惜しまないでしょう。”
 
ということが彼自身の体験を交えながら綴られていました。
このメールを受け取った私はしばらく無心というか放心状態になっていたと思います。
恐らく元々そういう性分というか人との接し方なんでしょうが彼はかなり声を荒げてしゃべります。
文字の書き間違い一つでも激しく叱責されるくらいなので僕は間違いなく嫌われていると思っていたし
そうでなくても使えないやつと判断されてるのは確実だったので僕の個人的な悩みに対して
あそこまでの応え方をされるとは思ってなかったんです。
僕の中で”なんでここまで?”という疑問と彼に対する認識の変化がぐるぐると激しく渦巻きながらぶつかり合って変化した瞬間でした。
 
上に書いた通り、彼はあくまで外部顧問なので会社から給料を受け取ってません。
タダで僕みたいなバカの教育を引き受けてくれていたのです。
そう思うとあのキツイ言葉も何もかもがすべて僕を思ってくれてのことだったのかな、と思えてきました。
 
他人同士が分かりあうってそうそうできるもんじゃないし真の意味での理解なんてきっと永遠にできないものだと僕は思ってます。
僕がこの一件で感じたことだって僕の勝手な思い違いにすぎない可能性も十分あります。
だけど、ほんの少しだけ距離を近づける方法って意外と見落としがちなだけで本当はとっても簡単なことなのかもしれない。他人を理解していくってそういう簡単なことの繰り返しで成り立っているんだと思う。
 
 
 
まあ、結局役員判断でクビ確定してるんだけどな。
 
 
一つ忘れてた。
あのトイレのウンコだけど、便器の中にはウンコしかなかったのよ。
トイレットペーパーは一枚もなかった。
 
あいつ、たぶんケツ拭いてないわ。

 

身近な幸せ

 地元の友人から電話が入ったんですよ。あれは地元を離れて3年目の大学4年生の夏でした。久しぶりに聞く懐かしい友人の声に僕も就職活動で疲れていた僕も思わず笑顔を浮かべながら電話の向こう側の彼の話に耳を傾けました。彼の近況やその他の地元組の友人たちのことなんかを話してもらっていると、会話は弾みに弾んで話題はいつしか高校の頃の思い出話に。「用もないのに夏休みに学校行って遊んでたよなー」、「そういえばあの先生のクルマのシートの下にエロ本おいてあったよな」なんて出てくる話題は傍目に聞いてれば本当にどうでも良いような内容ばかり。だけどそういうしょうもないような思い出があってそれを共有できる友人がいるっていうことはなかなか気づけない「身近な幸せ」だと思うんです。

ひとしきり話題が出尽くした頃、彼はそういえばといってある先生の話題を出してきました。それは僕が高校2~3年の頃に在籍していた先生で僕の隣のクラスの担任でした。この先生が担当の授業もなかったしあまり会話をしたことがない先生だったんですけど黒縁のメガネが印象的などちらかと言うと物静かで真面目な先生でした。友人が言うにはなんでもこの先生、電車内で女子高生に痴漢して捕まっていたそうなのです。この話を聞いた当時は「おいおいマジかよー、あいつやっちまったなー」なんて笑い話にしていたのですが、だけど今になってふと思うんです。この先生も身近な幸せに気づけなかっただけなんじゃないかと。

 職場に行けばそこは女子高生で溢れかえってるパラダイス。まあスカートの中とかは難しいにしても夏場なんてブラウスの上から透けブラ拝み放題でしょう。僕が高校生だった当時であの先生はすでに30代後半ぐらいだったと思いますからいつしかそんな職場環境になれるうちに「女子高生を視姦し放題」っていう全国の変態どもが羨む幸せを忘れてしまったんじゃないでしょうか。で、犯罪に手を染めてしまったんじゃないでしょうか。犯罪はたしかに許されることではないでしょう。だけど身近な幸せに気付けなかったがゆえに悪の道に走ってしまったあの先生を憐れむことぐらいは許されても良いんじゃないでしょうか。根っからの悪なんてのは本当の意味では存在しないんじゃないかと僕は思っています。周りの環境のせいでただ結果的にそういうふうに見えているだけでね。

本当に何もすることがなくてボーっとしている時、ちょっと自分の身の回りを見渡して身近な幸せを再確認してみるのも悪くないではないでしょうか。
もしかするとそこには素敵な発見があるかもしれません。


余談ですが会社をクビになりそうです。
働けるって意外と幸せなことだったんだなー。

 

冷凍餃子の焼き加減

冷凍餃子をフライパンで焼くといつも焼き加減がよく分らなくて、水っぽいか焦げてるかのどっちかなんですよ。最強の焼き加減を追求し続けてもう3年くらい経つんですけど未だに最適解にたどり着けない。

 

いつも出来損ないの餃子を食べる羽目になってますが作ってるやつができそこないなのでまあいいか、と思って美味しく食べてます。

くだらないこと書いてたらまた餃子が焦げてた。